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ぼくたちと駐在さんの700日戦争 [小説紹介]

 
 ブログってのは、基本的に自己満足な存在です。
 日記とか、愚痴とか、そういうのがほとんどです。
 実際それがブログ本来の目的ってのがそういうもんなのですから、これは運命ですね。
 かくいう私の、このブログだって九割は自己満足の域を脱し得ていません。
 しかし、そんな中にも、人様に見せることを考慮にいれたブログもあります。
 今日ご紹介するのは、いつもの小説ではありません。
 最近にわかに人気の出てきたジャンル、そう、ブログ小説の一つです。

 まあまずはリンクを貼らせていただきます。
 これを読んだ人は必ずこのブログに行くように。
 というより、行くことを猛烈におすすめします。行かないと絶対損します。
 →『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』
 
 

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 1 宣戦布告編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (1)

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 1 宣戦布告編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (1)

  • 作者: ママチャリ
  • 出版社/メーカー: 高陵社書店
  • 発売日: 2007/04/26
  • メディア: 単行本


ぼくたちと駐在さんの700日戦争 2 激闘編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (2)

ぼくたちと駐在さんの700日戦争 2 激闘編―田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争 (2)

  • 作者: ママチャリ
  • 出版社/メーカー: 高陵社書店
  • 発売日: 2007/04/03
  • メディア: 単行本


 
 
 
 あえて2冊とも画像入れてみました。
 私も最近知った、現在ブログ村などで人気絶頂の話題のブログ、略して「ぼくちゅう」、
 なんと一日一話更新!ママチャリさんの爪の垢を煎じて飲むべきでしょうか・・・(笑)。
 作者のママチャリさん曰く、コメントを反映して次の話が決まっていくとか。
 普通の小説ではできない、ブログ小説ならではですね。
 まあこれもママチャリさんの受け売りなわけですが(汗)。
 
 
  
 舞台は七十年代、ここはとある小さな片田舎の町。
 ここには駐在さんが一つと、しょーもない悪ガキグループが一つ。
 グループの参謀役でもあるママチャリを中心に、駐在所にいたずらをしかけます。
 自転車でネズミ取りに挑戦したり、逆に徒歩で妨害してみたり・・・。 
 サブタイトルの通り、『田舎町で繰り広げられたしょーもないイタズラ戦争』です。
 
 
 
 発売されたのがつい先月なので、あらすじ紹介も簡単にいかせていただきます。
 ネタバレとか嫌いですし、なんといってもまだブログで連載中です。
 ここであらすじを読むくらいならブログまで行って読んできてください。
 とにかく、おもしろい作品ですから、丸一日ぐらいかかっても読みたくなりますよ?
 
 さて、一番最初に申し上げたとおり、ブログといは自己満足の媒体であります。
 大体縁もゆかりもない他人の日記なんぞ読んでも、おもしろいわけがありません。
 もちろん、語り手である管理人の手腕によるところもありますがね。
 ただの日記を、いかに面白い読み物にできるか、それは管理人の腕次第です。
 それがブログの醍醐味でもありますけどね。
 もちろん日記だけではなく、私のように様々な作品の紹介をしたりもします。
 自分のおすすめの作品を紹介するのは、確かに自己満足じゃないかもしれません。

 しかし、そのようなブログ群においても、自己満足を脱し得ているのはわずかです。
 それは“読者のことを考えているか”というファクターにかかっているのです。
 そのブログを読む人のことを考えているのか?
 自分の言いたいことを言うだけ言っているだけではないのか?
 ブログの管理者は常にそのような疑問にとらわれているべきでしょう。
 確かにそのブログをどう作ろうが、管理者の勝手ではあります。
 しかし何かを広く他人に公開する以上、作者には責任が付属すると私は考えます。

 
 この“ぼくちゅう”は、ブログ小説というジャンルを超越した存在だと思います。
 はじめから『書籍化』を視野に入れて動いていたように感じます。
 ブログ小説はブログ小説というだけで巷からは軽く見られがちです。
 それは大概が文章力の稚拙な、また構想もきちんと練れてないものであるからです。
 しかし、この“ぼくちゅう”に関してはそれは当てはまらないことを確信します。
 文章力も表現方法もとても洗練されていて(ギャグの品だけは例外ですが)、
 軽い読み物ではなく、しっかりとした作品となっています。
 
 
 
 内容も愉快でとても面白いものになっています。
 悪ガキたちのいたずらはどれも些細だが、神経を逆なでするものばかり。
 大事にはなりはしませんが、精神的ダメージははかりしれません。
 それに対する駐在さんもなかなかの大物。
 次から次へとしかけられるイタズラに、たまに反撃すらしてみせます。
 お互いにぎゃふんと言わされあって、これも一種のコミュニケーションですかねえ(笑)。
 また笑い話だけではなく、時にはシリアスなお話も入ります。
 暴走族との対決や、高校生らしいちょっぴりすっぱい恋愛模様など。
 それでもいづれもせいぜい隣町ぐらいまでの範囲での話にすぎません。
 しかし、そんな小さな事件ですら、高校生の私たちには大活劇となるのです。
 いやあ、私もあんな毎日を送れたら、良いんですがねえ・・・。

 
 めくるめくイタズラ劇に心馳せながら、今日もぼくちゅうをクリックする私でした。
 
 
 
 
 
  

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