アタゴオルは猫の森 [コラム]
私の大好きな猫マンガは三つ。
「どんぐりくん」「みかん絵日記」、そして「アタゴオルシリーズ」です。
ますむらひろしさんの作品です。
かなり昔から続いている(?)漫画なんですね。
と言っても今日は漫画の紹介ではありません。
この「アタゴオル」はなんと、映画化されているのです!
それが「アタゴオルは猫の森」。CGアニメ・・・って、全然わからないんすけど・・・。
ヨネザアド大陸のアタゴオルでは、人間と、人間大の二足歩行する猫が暮らしています。
アタゴオルのお騒がせ猫ヒデヨシは、ある日湖の中に埋もれた棺を見つけます。
友猫のギルバルスの忠告を無視し、開けた棺の中には・・・。
遙か昔に封印された知能をもつ植物の女王、ビレアが入っていました。
世界を自分の秩序で満たそうと、再びアタゴオルに魔の手を伸ばすビレア。
次々とビレアの「花」になっていく友人達を助けるため、ヒデヨシは奮闘(?)します。
ぶっちゃけこの作品、原作を読んでいないと何が何やらさっぱり。
アタゴオルって何?ヒデヨシって誰?ギルバルスって何者?
そして原作のファンには物足りない物になっています。
まあそれは後で感想としていいますが。
だがしかし、段々と深い内容になるにつれ、「ああ!」と共感する名台詞が続出です。
「俺たちはとことん生きるために生まれてきたのよ!森のためとか、世界のためとか、
そんな理由で死んじゃいけないのよ! (うろ覚え)」
とか、ヒデヨシの何も考えていないけど、すごく深い台詞がいっぱいあります。
まあ作品自体のテーマは割と平凡、というかありふれたものです。
「違うからこそすばらしい」「不完全だからおもしろい」
ただこれを見事に表現していますね。
悪役たるビレアの主張も、ヒデヨシたちの主張もどこにでもある台詞ですが・・・。
だからこそ、「アタゴオル」でこのテーマを扱うのかもしれません。
「普通」という部分が1カ所もないヒデヨシにこの台詞を言わせる、
それでこそ我々視聴者に伝わるものがあるのかもしれませんね。
・・・。なんか安っぽい文章になってしまいましたが。
さて、個人的な感想です。
まず原作のレギュラーの大部分がモブになっていること。これは不満ですね。
この映画のストーリー自体の原作である「ギルドマ」から考えれば当然なんですが、
舞台がギルドマからアタゴオルになっているので、出ばってほしかったです。
パンツも、テマリも、唐揚げ丸親方も、チビ丸もモブ。
その代わりかなり浅く広くキャラクターが登場してくれているのは嬉しかったです。
あとCGはやめてほしかった。
人間は実写で、猫だけ「指輪」の「ゴクリ」みたいにCGにしてほしかったです。
動きがわりと自然な感じにならなかったのが残念です。
ただ最後の、最後の踊りはとっても楽しかったです。
確かに名作とは言えませんが、見る価値はあると思います。
原作を知っている方ならぜひ、見ておくべきだと思います。
もしレンタルショップなどで見かけたら、ご覧になってはいかがでしょうか。
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