魔法使いの娘 5巻 [漫画紹介]
那須雪絵さんの最新作、『魔法使いの娘5』を購入してきました!
今回で事態は急展開を迎え、ますます目が離せません。
一巻ものせときます
鈴の木初音は花の女子高生、お父さんの無山は生活能力皆無のめがね、
それはごく普通の家庭に見えましたが、一つだけ普通じゃないところがありました。
お父さんは、“陰陽師”だったのです。
平安の世から長々と歴史の闇に生きてきた陰陽師、そのなかでも一番の腕前です。
娘の初音も当然陰陽師の道を・・・と思いきや、本人その様子は全くありません。
しかし受け継いだ血のせいか、“人ならざる物”がばっちり見えてしまいます。
その上いろいろと人に言えないこともしているお父さんには敵が多く、
彼女もそのとばっちりを受けることもしばしば・・・。
そんなある日、仕事で留守にしていたお父さんから伝言がありました。
『初音が私の後を継ぐに足るかテストをする』
その内容とは、送った二人の青年の片方の鬼を見極めろとのこと。
多少の霊感があるとはいえ、一応普通の女子高生の初音、
しかししょーもない父親は、鬼には命を狙えと命令してありました。
初めての命の危機に初音はどうするか?期待の新作です。
さて、那須雪絵さんは『ここはグリーンウッド』などで有名な少女漫画家です。
その作品は元気な学園ものからファンタジーまで非常に多彩。
基本のセオリーにとらわれないそのストーリー構成にはファンが多いのです。
ただ、
男子のみなさん、作品選びには要注意です。
雪絵さんの代表作の半分は、あろうことかBLでございますよ?
もちろん私もBLには手を出したことがありません。注意しましょう。
一回だけやっちゃったことありますけどね。『東京怪談new』(汗)。
いや~、お話は面白かったんですけど、BLってことに途中で気づいちゃって・・・。
今は押し入れに封印してあります。さすがにBLはちょっと・・・。
脱線してしまいましたが、『魔法使いの娘』についてお話ししましょう。
『那須雪絵に化け物の出てこない漫画は書けない』とは某主人公クンの台詞(笑)、
まさにその通りというか、雪絵さんの漫画には必ず怪物、妖怪が登場します。
この作品は雪絵さんの趣味大爆発とでもいいましょうか、化け物満載。
“陰陽師”なんてものを扱う以上、狐狸妖怪は切り離せない存在ですね。
私はこの中で特に気に入ってる要素があります。
それは私たちの住む世界から妖怪たちの住む世界への行きかたです。
“私たちの世界の裏っかわにあるものを、めくるようにしてのぞく”んだそうです。
のぞくことができたら、今度は入ってみます。
辺り一面真っ暗な闇の中に一筋の道、そこに妖怪たちはすんでいるのです。
道ばたで畑をたがやす鬼、酒盛りをしている鬼、
さまざまな妖怪たちにはもちろん個性があります。
作中の現実世界に登場する妖怪たちはどちらかというと凶暴で恨みがましい、
それに比べて妖怪世界の住人(住妖怪?)たちはいたって朗らかです。
もしかしての話ですが、彼らは人間に関わることで歪んでしまうのかもしれません。
人に住みかを追い出されるもの、人に使役されて他人をのろい殺すもの、
人間の持っている欲とは本当に酷いものですね、
だからこそ私たちは、業が深いのかもしれません。
“金縛り”や“祟り”。最近に限らず怪奇現象は噂の種としては最適です。
しかしそれらは決して、私たちの行為に無関係なわけではないのかもしれません。
どこかで私たちが犯した“業”が、巡り巡って返ってきているのかもしれませんね・・・。
え~、すごい格好良く終わろうとしたんですが(汗)、
肝心の5巻の内容について全くふれていませんでしたね。
五巻ではついに式神の小夜太と無山の関係に異変が?!
他の妖怪を喰って肥大化した小夜太はついに無山にすら扱いづらくなります。
そこで大物の妖怪を封じるときに、一緒に封じてしまうことにした無山、
しかしそこに一般人が巻き添えに、一体小夜太はどうなるのか?!
倒れてしまった無山のこれからは?!一人残された初音の安否は?!
急展開の五巻、そして六巻が楽しみでなりません。
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