体育祭予行は予想外：いぐんちゅ研究室：SSブログ

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体育祭予行は予想外　[日記] [編集]

　今日は体育祭の学年別予行がありました。
　体育祭といえば男子（もちろん女子も）が大活躍するチャンス！
　特に肉体系競技が得意の私としては、棒倒しが楽しみで楽しみで。
　そんな私たち、予行はかなりさらりと流そうと思っていました、が。
　
　なんとやらされました（爆）。
　
　
　今回行ったのは入場行進、ラジオ体操、そして学年競技の練習です。
　ラジオ体操があるところからおかしいと思ってたんですよね。
　準備体操だったわけですね（笑）。
　
　言わずもがなですが、入場行進は相当へたれでした。
　列がそろわないわ、たらたら歩くわ、おしゃべりはするわ・・・。
　中学時代の厳粛な予行とはまったくの別次元ですね。
　もはや先生方も注意する気など毛頭ないようで、完全スルー。
　おそらく『今日の分の授業どうするかなー？』とでも考えていらっしゃるのでしょう。
　一応入場行進もその団の点数になるのですが、そんな忠告など右から左。
　ある者は隣の者と談笑し、ある者は単語集をめくっておりました。
　ちなみに私はというと、あまりのだるさに眠気をもよおし、うつむいておりました（笑）。
　開会式の予行に入ると同時に、居眠りとしゃれ込むことに。
　なぜかラジオ体操だけしっかりやったのですが・・・。
　後々ちゃんとやっておいて良かったと思いましたね。
　
　
　開会式の予行が一通り終わると私たちは応援席へと追いやられました。
　なんだか知らんが、女子の学年競技の練習があるそうです。
　実は私、そのときも白目むいて熟睡していたらしくて、記憶がありません（笑）。
　おかげで出番が来たとおこされたときも、はえ？といった風で・・・。
　この後ある恐ろしい出来事など予想もつかなかったのでした。
　
　　　　　　　　　　
　入場行進もせずに、適当にグラウンドへ集まり、練習開始です。
　練習のくせに裸足にさせられたところから嫌な予感はしたんです。
　
　教師『はい、じゃあ攻守に分かれてー』
　生徒『は？あの、流れとか適当にやるだけじゃないんですか？』
　教師『いやいや、しっかりやってもらうよ♪』
　
　マジかーっ？！（汗）
　本気と書いて『マジ』と読みます。『マゾ』とも読むらしいですが（ギュンギュン♪）。
　しかしそう言った先生の目の輝きは明かに『Ｓ』。イニシャルもＳ。
　哀れほとんどがマグロと化してゐた受験生男子はどつき合いをさせられることに。
　心構えができてない分、衝撃も二倍です。
　しかしぐだぐだ言っていても仕方がありません。ため息をついて、配置につきました。
　
　
　まずは作戦を立てようという方向に。意外とみんな熱心です。
　
　色代表：『よし、モルギフ、まずはお前がつっこめ！』
　私:『馬鹿、俺だけつっこんでどうするんだよ・・・。』
　色代表:『だから、最初にモルギフがつっこんでってビビらせて、たたみかけるんだよ。』
　
　どうでもいいけど、私は五十メートル走八秒台です。
　敵陣にたどり着く前に自軍の棒が倒れるぞ？
　
　色代表:『走れ、モルギフ！みんなのために！』
　
　“夢醒め”かっ！！
　
　色代表：『英雄を求める民衆の唄がきこえるだろうっ！』　
　
　“レミゼ”かっ！！

　私:『どんな唄だよ・・・。』
　色代表：『う～ん、ジェリクルソング？』
　
　“ＣＡＴＳ”じゃねえかっ！！
　
　なんだかんだで言いくるめられてしまいました。
　抵抗するのがめんどくさかったというのもありますが・・・。
　
　
　漫才かましてる間に、いよいよ攻撃の順番がやってきました。
　布陣は簡単。私が一番前でその後に味方が続きます。
　もう味方というか見物というか・・・。
　無情にも試合開始のピストルは鳴り響きます。
　
　五十メートル八秒が走る！
　攻撃側はトラックを一周してから棒に向かわなければなりません。
　最初のカーブにさしかかりました。女子が笑っています。
　不審に思って振り向くと・・・
　
　味方五メートル後ろーっ？！

　私独走状態。しかもトロい。
　泣きたくなりました。ｱｲﾂら後でピヨピヨグチグチの刑だな・・・。
　しかし泣いても勝負は終わらない。しかたがないので私一人でつっこみました。
　止めに来たラグビー部をやり過ごし、テニス部を吹っ飛ばし、
　大きく回って迂回して、棒にかじりつきました。
　結局私一人で棒倒したことになるのかな・・・。
　でも私が棒倒しても、旗とってくれる人がいないんだもんなぁ・・・（泣）。
　自軍攻撃の大半が戦場に到着しないまま、棒が倒されて勝負がつきました。
　本番こうだったら許さねえぞ、おい。
　事前に石拾いをしていなかったので、終わったら足がズタズタでした。
　
　
　
　今回一番腹立だしいのは、この予行が三・四時間目だったこと。
　五・六時間目であったら逃げ出せたものを・・・っ！
　しかも追い打ちをかけるかのように、五・六時間目は二時間連続の体育でした（泣）。
　しかも柔道。ずたずたに傷ついた素足で畳は本当にキツイ・・・。
　この日、皆は口々に教師を呪い、痛む足を引きづって家路についたのでありました。
　
　
　
　
　
　
　
　
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