SSブログ

マジカル・シティ・ナイト [小説紹介]

 今日ご紹介するのは非常に長く続いているシリーズです。
 といっても、単行本出すペースが遅いので、巻数はさほどではありませんが(笑)。
 しかし最新刊は確か先週とかに出てます。
 第1巻が出たのは~、確か~、う~ん~、10年前~(汗)。
 あ、でもすごく面白いんですよ?
 
 

マジカル・シティ・ナイト〈VOL.1〉

マジカル・シティ・ナイト〈VOL.1〉

  • 作者: 朝松 健, 岡田 芽武
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1994/12
  • メディア: 文庫


暗黒は我を蔽う マジカル・シティ・ナイト (GA文庫)

暗黒は我を蔽う マジカル・シティ・ナイト (GA文庫)

  • 作者: 朝松 健
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • 発売日: 2006/07/12
  • メディア: 文庫


 朝松健さんの、「マジカル・シティ・ナイト」シリーズです。
 1~7巻までが古いシリーズ、8,9巻は去年からまた始まったシリーズです。
 もちろん二つのシリーズ(ぶっちゃけ私が勝手に分けただけですが)は繋がっていて、
 違いは挿絵画家が変わったことと、シリアスが増えたこと(?)。
 まずはあらすじの紹介といきますか。

 
 
 「シティ」は魔王配下の大魔女が治め、
 妖怪・人間・悪魔・吸血鬼・半魚人その他、様々な種族が暮らす町です。
 町の周りの砂漠を取り囲むように壁があり、市民はそこから出ることはできません。
 昼寝て、夜起きて仕事をする。
 聖書や天使を憎み、偉大な魔王ルシファーを称え、毎週金曜日には祈りを捧げます。
 魔法や道術、妖術などが日常生活にも浸透しており、科学は忌むべきモノとされています。
 そんなシティにはもちろん、警察組織もあります。
 その中の一人、魔術犯罪捜査官、通称「騎士」の鈴木勉(愛称ベン)が主人公です。
 道術使いの多忙な彼の元に、ある日一件の事件が報告されます。
 砂漠地帯で昼を過ごしていたあるアベックが、襲われたという事件です。
 彼らはピザ状のぺちゃんこ物体になりはてており、
 どうやらそれは忌むべき「黒科学」によるもののようです。
 迫り来る壁の「向こう側」の恐怖。
 マッド・ガッサーと名付けられた怪人を追う、ベンと相棒の吸血鬼、エスターの物語です。
 

 
 コミカルな主人公や過激な格闘・銃撃シーンもさることながら、
 このシリーズの最大の魅力、それはズバリ、ある一つの疑問に集約されています。
 つまり 『シティはどこにあるのか?』
 我々魔術を使えない人間達が住む世界、彼らにとっての『向こう側』、
 そこから派遣されてくる黒科学を使用する怪人達との闘い、
 さらに黒科学を利用し、シティや他の世界をも手中に収めんとするギャング、
 これらとの闘いの中で、ベンや読者はこの一つの疑問に肉薄することになるのです。
 
 魔女の箒でも越えることのできない「壁」と「門」の先にある『向こう側』。
 ストーリーがすすむにつれ、「向こう側」の正体の予想は二転三転します。
 どこまでもつかませない絶妙の語り口から「向こう側」の正体を予測することこそ、
 このシリーズを読んでいく最大の楽しみといっても、過言ではないでしょう。
 ・・・過言かもしれませんが(笑)。
 
 
 まだまだ語りたい気分ではあるのですが、
 如何せんあまり語りすぎると、最大の楽しみである「謎」をばらしてしまうことになります。
 ついでにいうと、それをばらさずに話すなんて器用な真似はできないので(笑)。
 第1巻などは入手が難しいかもしれませんが、ぜひ、読んでみてください。
 
 
 
 
 
 高校生ブログランキングに参加しています。現在100位近辺うろうろ・・・。
 下のバナーをクリックして投票していただけるとうれしいです。
 皆さんの愛の一票を、お待ちしておりますです。
 
 ブログランキング日本ブログ村にも参加しています。
 下のバナーをクリックして投票していただけるとうれしいです。
 ブログランキング・にほんブログ村へ


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。