高校の卒業式って・・・ [日記]
国立の後期試験も終わり、前期の合格発表も出終わりました。
私は受ける予定が無いのですが、高校生会も合格発表が次々と飛びこんでまいります。
今日はたまの休みと思いきや、じゃんけんで負けてしまったので卒業式に出席です。
ひさしぶりにぐっすり眠れると思ったのですが、世の中そこまで甘くないようです。
まあ卒業してしまう先輩の送別会(追い出し会)もありますので、
どっちみち学校に行かなければならないのですがね。
我が南向高校(仮)の卒業式はうるさい。
誰がうるさいかと申しますと、私ども在校生でございますがね。
なにしろ『自由』という校風をどこか誤解して受け取り、なかば無法地帯と化しております。
特にひどかったのが国歌斉唱のときでしたね。
『あー、すごい大きい声で唄ってる人がいるぜー』
『アイツ音はずしてるな、だめだめじゃーん』
などなど、将来自衛官を志す私としては、血祭りに上げたいぐらいでございました。
まあ何はともあれ式は始まります。
中学の卒業式と異なるのは、一人一人に卒業証書が渡されないことでしょうか。
まあ中学校の人数の倍おりますから、いちいち渡してはいられないのでしょうね。
しかし、一人一人の名前は呼びます。
『近江廉』『はいっ!』『梶日出次』『はいっ!』
なぜか知り合いのある先輩の番では二人が返事をしていました。
順調に名前は呼ばれていきます。
そしてある面識の無い人の名前が呼ばれた時、あるはずの返事に代わって・・・、
『ご無礼ながら申し上げたいことがあります!』
・ ・ ・ ・ ・、はぁ?!
『卒業式は象徴でしょうか?私は友達の云々・・・』
どうやらなにかの直訴をしているらしいのですが、遠すぎてよく聞き取れません。
しかし予想外の展開に、内容にかかわらず会場は凍り付いております。
直訴が終わると先生の咳払いとともに一言
『ではもう一度名前を呼びます、城戸七五三太』
わけのわからん展開にも関わらず、割と落ち着いた様子の先生に、
やらせだったのか?などと疑問を抱いてしまうほどでした。
こんな大それたことをやらかしたというのに、その後の式は滞りなく進みました。すごいもんだ。
他にも、演説の最後にさわやかスマイルで『GOOD LUCK!』と言い切った校長、
お約束の涙を見せた答辞。我が校の誇る管弦楽団(吹奏楽部も)による演奏など
感動しました。中学校では自分の卒業式ですら冷めた気持で終えたものですが、
やはり高校生活のしめくくりである卒業式では、感動するものですね。
しかし、生徒会長、出席しろよ。
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