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ごきんじょ冒険隊 [須藤真澄]

 今日は答案返却日です。二十分に一度の衝撃の日です。
 数Ⅱでまず地獄を見ました。やばいです、赤です。
 基本問題でペケりました。勉強してませんでした。合成関数とか死んでください。
 この数Ⅱが運命の分け目ですね。
 これを母上がどうとらえるかで春キャンに行けるかどうかが変わります。
 地理も危険ラインを突破しました。
 『「ルーマニア」について知っていることを書け』という問題なのに、
 「ルワンダ」について熱く語ってしまいました。
 先生も困った顔で、『う~ん、問題がそうなら点あげられるのにね・・・』とおっしゃてました。
 やばいです、やばいです。
 こうなったら、「困ったときは神頼み」しかありません。神様、お願いしますぅぅぅ!!

 さてさて、今日は私の好きな漫画家の一人、須藤真澄さんについて紹介させていただきます。
 須藤先生はあっちゃこっちゃで活躍されておるのですが、
 飼い猫、ゆずの絵とじーばー(じいさんばあさん)の話、そして海の話で有名ですね。
 須藤さんの書く絵は、人物の目の表現に非常に特徴があります。
 なんともこの場ではお伝えしづらいので、実際に今日紹介する本で見ていただきましょう。

 

ごきんじょ冒険隊

ごきんじょ冒険隊

  • 作者: 須藤 真澄
  • 出版社/メーカー: 竹書房
  • 発売日: 1997/06
  • メディア: コミック


 これ、スーファミでゲームも出ています。
 いや、実はゲームの方が先なんです。最初に須藤さんがゲームのキャラデザインをしたんです。
 というより、一人を除いて実に百人近くの登場人物全員をデザインされております。
 それゆえか、とても特徴的な登場人物達で彩られたゲームでもあります。
 このゲームをプレイする母上殿の様子を見ていた記憶がございます。
 昔は家にあったのですが、今はどこぞへ紛失してしまいました。
 またやってみたかったのですが、非常に残念です。
 まあ今日は漫画の紹介ですから、この話はあとにおいておきましょう。

 主人公、まなは幼稚園生。典型的な内弁慶で、お家の外では大の人見知り。
 その性格ゆえにたびたび幼稚園を脱走。母のしずかはこってり先生にしぼられてしまいます。
 ある日まなは、童話作家の母が担当に愚痴をもらしている最中、
 偶然ドアの外に転がっている謎の回覧板を発見します。
 回覧板にはなぜかポストの絵が、まなは勇気を出して家の外へ出ます。
 ポストのところまで行ってみるとあら不思議、絵がかわりました。
 どうやら書いてある絵の所まで行くと、次の目的地が現れるようです。
 そしてその謎の回覧板に導かれて、まなはご近所の冒険をはじめます。

 まあおおまかに言えばこんな内容ですね。
 物語は決して壮大な広がりを見せず、あくまでご近所単位で進行します。
 ありえないアットホームさ加減。
 そもそもお子ちゃまを導く回覧板なんてアイデアはどこから生まれてきたんでしょうか。
 人見知りなまなちゃんが回覧板のおかげで仲間と出会い、友情を育んで成長していく様子、
 これを読んだ時分、私も自分に回覧板が回ってこないものかと、玄関先に座り込んだものです。
 もっとも最近の回覧板はファイルに入って回ってくるんですけどね。(笑

 さっきも紹介したとおり、とても個性的なキャラクター達が活躍するお話です。
 まなの飼い猫のゆず。(須藤先生の飼い猫でもありますね)
 町内会長のパパリンを持つ泣き虫のシクシクくん。
 君はいったいドコの武術を学んどるのだね?という疑問を抱かずにはいられないやわらちゃん。
 幼稚園児離れした頭脳をもつドクター。
 筋金入りお嬢様キャラのななこちゃんなど、わけのわかんない人物だらけです。
 私は彼らがこのさき社会に出て、どんな活躍をするのか知りたい。
 主要な登場人物は彼らですが、他にも理解不能の個性を持つキャラクターで溢れております。
 なぜか公園でホームレスのような暮らしをするバイオリニストのおじちゃんとか。(笑

 さて、ごきんじょ、それは小さな子供にとっては無限にも思えるほど広い空間であります。
 私たちが子供の頃、家の裏山を越えて向こう側の公園に行くことすらびくびくして、
 たったそれだけで己のわずかな冒険心を満足させていたものです。
 実際不思議ですよね、たかが丘ひとつ越えるだけであんなに興奮するものか。
 今ではたいしたことのない話ですが、ちっちゃかったあの頃はそうでした。
 自転車置き場の屋根すら高くて高くて、そこに登ったヤツがヒーローで、
 家の目の前にある国道を渡って砂浜で遊ぶことをなぜしなかったのか?謎です。

 『ごきんじょ冒険隊』を読んでいると、そんな昔のノスタルジーが蘇ってきます。
 たかが歩いて三十分のごきんじょ探検にすらどきどきするまな達は、
 私達が大人になる過程で忘れてしまった純粋な何かを忘れずに持っているのですね。

 誌面の都合で登場できなかった可哀想なロレンス君とか、漫画で見たかったなあ・・・。
 でも彼、ゲームでも印象薄かったからなあ・・・。

 私の持っている須藤真澄さんの作品

 「ごきんじょ冒険隊」  「てぬの細道」      「天国島より」
 「じーばーそだち」   「ふりそでいちま」    「ナナカド町綺譚」
 「アクアリウム」     「ゆずとまま」      「どんぐりがくえん」
 「おさんぽ大王」    「長い長いさんぽ」   

ついでに

ごきんじょ冒険隊

ごきんじょ冒険隊

  • 出版社/メーカー: パイオニアLDC
  • 発売日: 1996/05/24
  • メディア: ビデオゲーム


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