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青嵐にゆれる雪草 [小説紹介]

 

彩雲国物語―青嵐にゆれる月草

彩雲国物語―青嵐にゆれる月草

  • 作者: 雪乃 紗衣
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫


 遂に出ました、彩雲国物語本編最新刊、『青嵐にゆれる雪草』!
 実は一足早く一昨日には買って、一息に読んでしまいました。
 ここから先、まだ読んでない人はネタバレ注意です、要注意です。ご了承ください。

 この先ネタバレ注意   

 いやあ、今回はなんていうんですか、清雅黒すぎ!て感じですね。
 最早前回の面影一切無し。かろうじて秀麗の台詞、『清雅でいいですよ』に残るのみです。
 というかここまで黒いと静蘭よりブラックストマックなのでは?というか静蘭出番少なっ!
 あと出番少なくて泣きたくなったのは遂に人物紹介からはずされてしまった黎深様。
 彩雲国広報局、『劉輝の部屋』では絶賛大活躍中なんですがね。
 私の一番好きなキャラ、紅家の3兄弟ですから。
 そのかわりといってはなんですが、召可様が渋くキメてくれましたけど。
 ああもう素敵です、ブラック最高!ビバ腹黒!世の中黒くてなんぼですよ、やっぱり。

 そんなに黒いの好きなら清雅も好きなのか!
 と言われてしまうかもしれませんが、決してそういうわけではありません。
 清雅には黒い中に可愛げがない!これはいけない、私の好みじゃない。
 私の一番嫌いな人種、可愛げのないガキですから。
 別に清雅はガキじゃないですが。黒いだけじゃ私のハートは奪えない・・・。

 他に面白かったのは、やけに中国武器について詳しく描写していたこと。
 乾坤圏とか普通出てきませんからね。あれ知ってないと分からない武器です。
 私は武器研究が趣味ですから、円形の全周刃の武器と言えば圏だって思いつきましたが。
 ちなみに細かいことを言うと、乾坤圏は空想上の仙具です。『封心演技』に登場します。
 あ、マンガだとちょっと分かりづらいというか、別の武器というか。
 普通の圏はマンガのようなモノではないので、注意してくださいね。

 ストーリーは御史台新人の秀麗の大活躍・・・、
 まあ結局あんまり活躍してないような気もしますが。
 彩雲国物語、官吏編から段々推理モノの様相を呈してきましたね。
 それぞれ別のところに目をつけて事件を追っていった清雅と秀麗、
 『牢屋の幽霊』と『武官の不審な動き』ではどっちがより高度なんでしょうね。
 『武官』については少し頭の良い人なら何かがあると勘づくでしょうが、
 『幽霊』ではなかなかあの事件との結びつきを見いだすことができないとは思います。
 それを考えると秀麗の方が目の付け所は良かったんじゃないかな、と。
 経験の差で清雅には遅れをとっていますがね。
 というか清雅、戦えたんですね。そこは驚きです。

 そういえば六部の内、その全貌が謎だった「兵部」と「刑部」ですが、
 この巻でかなりその様相が見えてきましたね。
 武官の配属の権限を有する「兵部」、法律に関して取り締まる「刑部」。
 兵部と刑部の尚書と、刑部の侍郎がまだ登場しておりませんが、
 この先どう絡んでくるかが楽しみですね。やっぱりくせ者揃いなのでしょうかね。

 次の巻が楽しみでなりません。

 「彩雲国物語公式HP 彩雲国広報局」
 
 
 
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コメント 2

TBありがとうございましたm(_ _)m
同僚になる前から、腹黒さを秀麗ちゃんに見せている辺りで既に清雅の負け、だと思ってます(笑)
by (2007-04-03 19:46) 

モルギフ

コメントありがとうございます
あれで秀麗の方も完全に覚悟決めましたからね。
清雅って実はマゾかもしれない。
あんだけ秀麗にケンカふってるとそう思わざるを得ませんよね。
by モルギフ (2007-04-03 21:47) 

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