萌えよ体育祭？！

　天気にも恵まれ、遂にやってきました体育祭！
　高校生活最後の体育祭、これを楽しまなけりゃ『男じゃねえだろ！』
　
　というわけで、今日は昨日あった体育祭について紹介させていただきます。
　なんで当日書かねえんだと思われるかもしれませんが、とてもじゃないが体力が保たない。
　別段大量の競技をこなした訳ではないのですがね。
　体育祭というのは存在するだけで体力を消費するものでしょう。
　なにしろ炎天下のグラウンドですから・・・（汗汗汗）。
　
　
　
　普段よりほんのちょっぴり早い集合の後、さくさくと入場行進です。
　この辺のドライさ加減がうちの高校の校風を表してると思いますね。
　嬉しいことに実行委員長も校長も、あいさつは短く済ませてくれました。えらい！
　ただおしゃべりの声が大きすぎて、選手宣誓はまったく聞き取れませんでした。
　まあそんなもんです、三流校の体育祭なんて（笑）。　
　
　
　今回私が出る競技はたったの二つ。
　綱引きと、学年競技の棒倒しだけです。
　五十メートルを八秒台で走る男に、体育祭での出番などありません（泣）。
　もちろん肉体派なので、この二つの競技には自信があります。
　しかし私一人で戦況が大きく変わるはずもなく、綱引きはあえなく敗退・・・。
　午前中の出番、終了ー。
　
　さて、我が校の体育祭には、競技に関係ない名物が三つばかりあります。
　一つ目は部活対抗スウェーデンリレー。
　二つ目は応援団の演技（最終的な点数には関係ありますが）
　三つ目は応援団ＯＢによるアトラクションです。
　
　一つ目のスウェーデンリレー。これは純粋におもしろいです。
　本気で走る部活、完全にウケを狙いに行く部活、またはその中間、
　さまざまな部活がありますね。
　とんでもないことに、陸上部がウケを狙いに行くのだから笑えますね。
　陸上部の第一走者はライオンの着ぐるみを着て、四つんばいで走っていました。
　やる気無っ！！だがおもしろいので良し。
　バスケ部もひどかった。でっかいかぶり物を被って参加した第三走者、
　なんとかぶり物で前が見えない、コースアウトしてしまいました。
　もちろん他の部員が修正しようとするんですが、巻き込んで転倒。
　青春って、頑丈ですねえ・・・。
　一番トンデモなかった軽音部、彼らはショー精神に溢れていました。
　ギターをかついで疾走、途中に記念撮影など。
　最後はバンド全員で走っておりました。おい、ルールとか・・・ないですか・・・。
　
　
　二つ目の応援団、体育祭はこれで成り立っていると言っても過言ではありません。
　男子は上裸にこれでもかというほどのペインティング、ｌ
　女子は露出度の高い衣装に身を包みます。
　これはかなり前からの伝統らしく、毎年遅くまで残って練習をしています。
　今年の演技は例年よりレベルが高かったと思いました。
　えー、みんなフラッシュたいてましたね（笑）。
　携帯だけじゃなくて、一眼レフとか持ち込んでる奴らもいましたからねえ・・・。
　これも一種の『萌え』、ですか・・・？
　
　
　しかし、これをしのぐ『萌え』も存在するのです。
　それがＯＢＯＧ達によるアトラクション、完全に有志ですがこれも毎年恒例。
　女子は毎回本職の応援団をもしのぐコスチュームを用意し、臨みます。
　年を追うごとに男子の出番が減っていくのですが、今年は一人、勇者がいました。
　なんと半裸で女子の可愛い踊りに便乗。
　・・・キモい、半裸ですね毛の男子がこびたダンスを踊るとここまでキモいのか・・・。
　なまじ今年は知人だからにタチが悪いです。
　腹がよじれるかと思いました（笑）。
　
　
　
　さて、先日紹介した棒倒しですが、やはり本番は気合いの入り方が違います。
　上裸になった二百人弱の漢たちが燃えます。いえ、萌えじゃなく。
　
　一回戦目、私は守りに入っていました。
　何人かに棒を抱かせ、まわりをスクラムで囲みました。
　私は登る敵を引きづり降ろす係。遊撃班はあえて前に出しました。
　無謀にもつっこんできた愚か者をはじき飛ばし、
　棒に群がる敵兵士を片っ端から引きずりおろします。
　まさにちぎっては投げ、ちぎっては投げ・・・。
　そして勝負がつきました。攻撃が敵の棒の旗をとった！
　遅れること五秒ほどで我が棒の旗もとられました。惜勝でした。
　
　二回戦目、攻撃に入った私は危惧するところがありました。
　『頼むから予行の時みたいな馬鹿はしないでくれーっ！』
　一回戦で悟りました、棒倒しはスピードが命！
　私みたいな鈍足が先陣きってたら、もたもたしてる間に自軍陣地が占領されます。
　色代表に言い含め、合図と共に駆け出しました。
　鈍足とはいえ、なりふりかまわず走ったので五・六番目には敵陣に到着。
　敵攻撃部隊はまだ自軍陣地に到達していません。
　大きく弧を描いて、棒に突撃しました。
　とにかく敵の壁を崩すことに専念し、身の軽い者は飛び上がって旗を狙います。
　激戦の結果、双方同時に旗をとり、引き分けと相成りました。
　
　三回戦目はふたたび守備についたのですが、なんと負けてしまいました。
　ここで我が校伝統の『土下座』の始まりです。
　『点数に関係なく、もう一度やらせてくれ』と本部に土下座して頼みこむのです。
　毎年繰り返される伝統の儀式のようなものです。二百人総土下座、圧巻です。
　今年はふんどしまで締めてアピールする猛者もおりました、が！
　
　・　・　・、 つっぱねやがった！！
　
　今年は新任の先生が多く、伝統を理解してくれなかったのでしょうか？
　外野の『もう一回』コールにも耳を貸さず、再三の土下座も無視されました。
　私なぞ最前列で土下座していたのですが、怒りに震えました。
　猛烈なブーイングの中、二百人の戦士たちは退場していきました。
　
　
　まったくもって許せないことですが、さらりと流せるドライさは校風で、
　三十分もしない間に怒りはひいていました。
　ぶっちゃけ情けないとも思いますが、終わったことですからしょうがない。
　結局ウチの色は優勝できませんでした。なにしろ理系クラスでしたからねえ・・・。
　
　
　
　帰って鏡を見ると、酷い日焼けでした。
　体もあちこちすり切れていました。戦いの勲章ですね。
　やはり男は、戦わなければその真価を問えません。
　
　
　追記：女子のタイヤを奪い合う学年競技、おそろしかった・・・。
　　　　　やっぱり女子に逆らうのはやめようと肝に銘じました（汗）。
　
　
　
　

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コメント 4

まったく体育祭に関係ないんだけどさぁ～

ピヨちゃん家出したわけ？
なに、世話してないから、愛想が尽きたってピヨちゃん行っちゃったわけ？←

早く連れ戻してあげて
by まーな (2007-06-14 00:02) 

残念ながらピヨちゃんは里子に出してしまいました。

ぶっちゃけあの子おいてると重くなるので。
by モルギフ (2007-06-14 17:25) 

な、なんかすっごくシビア且つ、『もえた』体育祭だったようですねえ。
ウチの方とは違うなあ。
練習の時は少しおバカをやった生徒もいましたが、
それだけで皆真面目にやってましたもんね。
でも、モルギフさんのところくらい
はじけている高校の体育祭も見てみたいです。
　
あと、ホントーに女子は怖いですから。
真面目な話、できるだけ逆らわない方が身のためです。
うん。
バスケットする時とか、女子の日頃の裏の顔を見てみたりすると
男子より体育系だなって思います。
by 愛輝 (2007-06-14 21:41) 

愛輝さん、nice!とコメントありがとうございます。
アニシナさんの教育の成果は、もちろん私にも出ておりますよ（笑）。
　
そうですか、まじめな学校ですか、実にうらやましい・・・。
ウチの連中にも見習ってほしいですよ、まったく。
行事に対してやる気がないので、みんな。
　
ちなみに、学年競技の名前は「バーゲンセール」でしたよ（汗）。
by モルギフ (2007-06-15 16:18)